ジャーニーのニール・ショーンがソロ・アルバム「Universe」を12月11日にリリース。
オリジナルの他にプリンスやジミ・ヘンドリックス等も収録されています。
Universe
Track List
- Something In The Heart
- The Eye Of God
- The Universe
- Caruso
- Voodoo Child (Jimi Hendrix cover)
- Third Stone From The Sun
- Purple Rain (Prince cover)
- She's For Real
- What Has Become
- Lights
- Silent Voyage
- Chrome Shuffle
- Be Happy
- I Believe (Stevie Wonder cover)
- Hey Jude (The Beatles cover)
5年振りの新作
2017年、ジャーニーとしてロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りしたニール・ショーン(Neal Schon)。
ソロ作としては2015年の「Vortex」以来となる本作は、プロデューサーにナラダ・マイケル・ウォルデン(Narada Michael Walden)を迎え、オリジナルに加えジミ・ヘンドリックス、プリンス、スティーヴィー・ワンダー、ビートルズのカヴァーを含んだアルバムを仕上げました。
"Purple Rain"とジャーニーの"Faithfully"
ジャーニーとプリンスと言えば、代表作"Purple Rain"が1983年にリリースしたジャーニーの"Faithfully(時への誓い)"に雰囲気似てる事から、後で訴えられては困るのでジャーニーのキーボード奏者で同曲を作曲したジョナサン・ケインに電話したという話が有名です。
https://www.musiclifeclub.com/news/20180731_12.html
曲を聴いたケインは
Man, I'm just super-flattered that you even called. It shows you're that classy of a guy. Good luck with the song. I know it's gonna be a hit.’
(電話してきてくれてとても嬉しいよ。君がそれだけ気品のある男であることが判るよ。曲の成功を祈ってるよ。ヒットすると思うよ)
とプリンスに話したそう。更にケインは作曲の手柄を主張する事は”bad ju-ju(悪趣味)”と語り、後にパープル・レイン・ツアーに特別席に招待された事を光栄に思ったと語っていました。
ニールも当時の事を覚えていてメンバーと話しプリンスの紳士的な態度に感動した事を語っています。
今回このカヴァーを収録したのも当時の事を思い出し、哀悼の意を表したものではないでしょうか。
それは単にカヴァーではなく8分40秒というプリンスのオリジナルに近い長尺版を収録した事からも伺え、更にインストゥルメンタルなだけにニール奏でるギターが刺さり涙が溢れてきました。
"Purple Rain"の他も素晴らしい楽曲ばかりで、名プロデューサーでメロディ・メーカーのナラダならではの仕事も光っています。