プリンスの新譜「HITnRUN phase one」はTIDALが利用出来ない日本では正式にリリースされてませんが、Youtube等を初め世界中で聴かれてますね。
まぁ私もその中の一人ですけどね・・・('-')
アルバム情報
曲リスト
1.MILLION $ SHOW / Prince, Judith Hill (3:10)
2.SHUT THIS DOWN / Prince (3:03)
3.AIN'T ABOUT TO STOP / Prince, Rita Ora (3:38)
4.LIKE A MACK / Prince, Curly Fryz (4:04)
5.THIS COULD B US / Prince (4:11)
6.FALLINLOVE2NITE / Prince (3:12)
7.X’S FACE / Prince (2:38)
8.HARDROCKLOVER / Prince (3:42)
9.MR. NELSON / Prince, Lianne La Havas (2:27)
10.1000 X’S & 0’S / Prince (4:27)
11.JUNE / Prince (3:21)
↓のTIDALサイトで一部試聴が出来ます。
正式なメディアでリリースされてから書こうと思いましたが、細かな情報は以前書いたので今日は現状での感想を書いておきます('-')
前作「Art Official Age」で手腕を振るった3rdeyegirlのハンナの旦那さんでもあるジョシュア・ウェルトン(25歳)を共同プロデューサーとして迎えています。
この他、ホーン＆ストリング・アレンジに元NPGのマイケル・B、そして色んなクラッシック・アルバムにも参加しているアディ・イェシャハがクレア・フィッシャー亡き後のストリング・アレンジを担当している辺りは前作同様ですね。
まぁスタッフの編成と収録曲の内容的にも「Art Official Age」とほぼ同時期に作られた楽曲＋αって感じじゃないかと思います。
最初に聴いた印象は”「Diamonds And Pearls」みたいなアルバムだなぁ～”って感じです(´・ω・｀)
プリンスってたまに”巷で流行ってるサウンドを全面に取り入れる”傾向がありますよね。
「Diamonds And Pearls」の頃はラップやヒップ・ホップで、今回はEDM。
こういう時のアルバムは大体昔からのファンに敬遠されちゃうんですよね・・・^^;
ファンに受け入れられるアルバム作ろうと思ったらジュディス・ヒルに提供した「Back In Time」をプリンスが出せば済むだけの話なんですけどね！
それをやらないのがプリンスらしいですｗ
そう思うと、「AOA」を簡素化したアートワークに'00年からやってたツアー・タイトルの"HITnRUN"、そして１枚で完結しない"Phase One"というサブ・タイトルから、プリンスの”本気”は感じられないです(´・ω・｀)
個人的な主観ですが、映画の様に最初から終わりを決まってる中での「Part ○」と違って、アーティストのシリーズモノって完結したのを聴いた事ないんですよねぇ。
どうせこのタイトル付けるなら当時使ってた↓にすれば良かったのに！ｗ
本気さを感じないもう一つ理由は最初の配信がTIDALだった事も関係してるかもしれないです。
大好きなビヨンセから”折角TIDAL作ったから１枚スペシャルなアルバム作って！❤”とでも頼まれ、アルバムなら慎重かつ大胆な戦略を持つプリンスも”配信なら・・・”という事で気楽にやった気もします。
（最初はTIDAL限定で出すつもりだったのがCDリリースも追加になったかもですね）
そういう気楽な気持だとすれば”ぼくは老人と付き合っている暇はないんだよ。ぼくは若い人たちと仕事がしたいんだ”と発言した事を実現した”若手と音楽を楽しむ為のアルバム”を作ったんじゃないでしょうかね。
（過去これだけ若い女性ばかりゲスト起用したアルバム無いですしね・・・）
そういう考えるとプリンスなら絶対やらないであろう"1999"と"Let's Go Crazy"の冒頭を使う仰々しいイントロの"MILLION $ SHOW"や、オリジナルの方が断然良い"THIS COULD B US"や"MR. NELSON"なんかジョシュアのアイデアを受け入れて作ったと想像出来ます('-')
ちょっとマイナスな事ばかり書いてますが"SHUT THIS DOWN"や"HARDROCKLOVER"みたいにライブ映えしそうな楽曲ありますし、個人的にはセルフ・カヴァーの"1000 X's & o's"も好きな１曲です(*'-')
プリンスは未だ新しい音楽を求めて貪欲に活動している事は喜ばしい訳で、今回はそらがちょ～っと裏目に出ちゃったかな～って感じですね！('-')
個人的には賛否はどうであれTIDALと関係が良好である限り、"Phase Two"もリリースされると思ってます。
ウソかホントか判りませんがまだ正式に”Phase One”を手にしてないのに一部では”Phase Two”を制作中なんて噂があり、下のアートワークも出てましね・・・
とりあえずアルバムがリリースは９月25日に注目ですね！(*'-')