ウェンディ&リサ / ガール・ブロス
Released:1998/10/6 | Label: World Domination Records
Track List
- Reaching One (4:10)
- Love & Trouble (3:29)
- I Will (3:37)
- All Nite (3:09)
- Bring You Back (4:11)
- IGABBO Cherries (3:13)
- Uh-Uh, Don't Look Down (4:33)
- All I Wonder / Anyway (5:15)
- If I Were Brave (2:44)
- Jonathan (3:46)
- Let's Say (3:30)
- I've Got No Strings (4:43)
- Worth Your Weight In Cold (2:09) * Hidden Track
2009 Reissue (Download)
- Madmen Swim Upstream (4:46)
- Vengeance of a Nerd (4:24)
- All I Wonder Anyway (Original Home Demo) (5:36)
- If I Were Brave (Original Home Demo) (3:10)
- IGABBO Cherries (Original Home Demo) (3:34)
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Wendy & Lisa, Tchad Blake
Written
- Wendy & Lisa
- Chris Bruce (4)
- Leogh Harline, Ned Washington (12)
Additional Musician
- Wendy Melvoin (lead and background vocals, guitar, bass, drums and percussion, organ)
- Lisa Coleman (lead and background vocals, keyboards, piano, synth)
Additional Musician
- Susannah Melvoin (background vocals) (3)
アルバム・レビュー
最近はシェリル・クロウやシール等のセッション・ミュージシャンとしても活躍していた彼女達の2年ぶりの新作です。
今回は、「Around The World In A Day」や「Parade」のレコーディングに参加、'96年にはスマッシング・パンプキンズの正式メンバーとして加入が噂されていたていたにも関わらず、ツアー中に使用したドラッグのオーバードースで帰らぬ人となったウェンディの兄ジョナサン・メルヴォワンに捧げるために制作された追悼アルバムです。
プロデューサーにはウェンディ&リサの他にシェリル・クロウ等を手掛けた事でも有名なチャド・ブレイクとの共同作業で制作されています。
アコギとシンセによるウェンディ&リサらしいサイケ色のあるミドル・テンポの"Reaching One"や、中東系の匂いを醸し出す”Love & Trouble”、スザンナも参加しコーラスに厚みを増した"I Will"、エッジが効いたロック・ナンバーの”All Nite”等、パーソナルな作品故サウンドはシンプルですがウェンディ&リサならではの音作りになっています。
チャドが参加している辺りからもシェリル・クロウやアラニス・モリセットが好きな方に受け入れられやすいかな。
敬愛する兄の事を綴った歌詞はどれも胸を打たれます。
特に冒頭に聞こえるウェンディの鼻をすする音が聞こえる"Jonathan"や、ジョナサンが亡くなった夜に書かれた"Uh-Uh, Don't Look Down"は聴いていて辛くなりますが、兄の想いと一緒にこれからも活躍して欲しいです。
アートワークの変化
1998年にWorld Domination Recordsからリリースされた際は、ウェンディ&リサの2人がロサンゼルスのダウンタウンを歩いている写真(チャド・ブレイクが撮影)でした。
日本盤のリリースする際レーベルから明るいアートワークを要求されたためCDの盤面で使用していたポップ・アートのアートワークに変更されました。
ボーナス・トラック版
2009年に公式サイトで販売された再販盤には2曲の新曲とデモ音源3曲が収録されています。
2019年にはbandcampでも購入可能となりました。