スリー・オクロック / ヴァーミリオン
Released:1988/5/24 | Label: Paisley Park Records, Reprise Records
Track List
- Vermillion (0:38)
- Love Explosion (3:58)
- To Be Where You Are (3:53)
- When She Becomes My Girl (3:27)
- World On Fire (3:30)
- Neon Telephone (3:56) P
- On Paper (3:56)
- Ways Of Magic (4:06)
- Time's Going Slower (3:18)
- Love Has No Heart (4:22)
- Through The Sleepy Town (6:02)
Personnel
Produce, Arranged
- Ian Ritchie
Written
- Prince (Joey Coco) (6)
- Michael Quercio (1, 4, 5, 7, 9-11)
- Ian Broudie (2)
- Michael Quercio, Mike Mariano (3, 8)
Member
- Michael Quercio (lead vocals, bass)
- Jason Falkner (guitar, vocals)
- Danny Benair (drums, vocals)
- Mike Mariano (keyboards, vocals)
Additional Musician
- Wendy Melvoin (vocals) (6)
- Lisa Coleman (vocals) (6)
アルバム・レビュー
80年代始めから”ペイズリー・アンダーグラウンド”と言われムーブメントの中心にいたスリー・オクロックですがオリジナル・メンバーのスティーヴン・アルテンベルクが脱退、代わりにジェイソン・フォークナーが加入します。
心機一転とメンバー自らファンを公言していたこと、加えて当時プリンスも"ペイズリー・アンダーグラウンド”に興味を持っていた事もあり、I.R.S. Recordsからペイズリー・パークに移籍が成立、彼らにとって5枚目のアルバムをリリースする事になります。
プロデューサーはイアン・リッチーに代わり、ヒットした「Sixteen Tambourines」から比べると、かなりエレクトリックなサウンドになってますが、この辺は当時のサウンドに寄っていった形に変化。
個人的には"Love Explosion"やニュー・オーダーの雰囲気もちょっとある"On Paper"なんかも好きです。
プリンス関連ですが、ペイズリー・パークに招き入れ、"Girl O’ My Dreams"、"We Can Funk"、"Teacher, Teacher"、"Can’t Stop This Feeling I Got"、"Neon Telephone"を提供したと言われていますが、最終的に自分達のスタイルにより適した"Neon Telephone"1曲のみレコーディングをおこないました。
この曲はレヴォリューションが在籍していた頃の楽曲なので当時プリンスが使っていたジョーイ・ココ名義、しかも当時バック・ヴォーカルで入っていたウェンディ&リサも参加した形になっています。
メンバー達は憧れのプリンスのレーベルでリリースした事を喜んでいましたが、当時のファンからは良い評価を得られなかったのか、本作を最後に解散してしまいます。(2013年に再結成し'19年現在も活動中)