Party Crashers / Philthy (’18)
フィルシー / パーティー・クラッシャー
アルバム情報
Released: 2018/7/6 | Label: Ropeadope
Track List
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PersonnelProduce, Arranged
Written
Musician
featuring
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アルバム・レビュー
NPG Hornzのバンマス的な存在で活躍していたフィリップ・ラシータ。
前作「Chill Mode」(’17)から1年3ヶ月振りにリリースされた新作は、”Philip Lassiter Presents"と銘打ち’14年にリリースした「Philthy」の名をバンド名にしたプロジェクトです。
自身のライブで活躍していたメンバーに加え「The Voice」に出演経験のあるアンバー・ザウワーやビヨンセのバックを努めたダニエル・ウィザース等が大所帯バンドに進化。
フューチャリング・アーティストにはスティーヴィー・ワンダーも絶賛し’07年にデビューを果たしたエリオット・ヤミンやプリンス繋がりで前作にも参加したモノネオン等が参加しています。
昨年末に先行発表された“Take A Ride"は、シャウト気味に歌うエリオットとフィリップの掛け合いによるヴォーカルと厚めのホーン隊によるファンキーなサウンドで、どことなくレイチル頃からのプリンス・サウンドの雰囲気を感じる1曲。
この路線が顕著に現れるのはモノネオンも参加した”Bump Da Man”で、随所に”Musicology“のフレーズが差し込まれ終了間際には演説を入れる辺りもリスペクトされています。
また2ndで発表されたタイトル・トラックの“Party Crashers"は70年代に流行ったディスコ風のサウンドでMVには真っ赤なスーツとバンダナを巻いたプリンスっぽい人も登場するファンク・ナンバーです。(MVのエンドロールには"CAPS-PRINCE"と役名がクレジットされてました)
この他、エリオットとマリア、ジョセフィン、ピーチズ3人の女性によるコーラスが素敵なスロウ・ナンバーの“Our Love Is Gold"や90年代のコンテンポラリー・サウンドを彷彿させる“Diamond In The Rough"、古き良きR&Bテイストの“Epidermis"等、大所帯ならではのバラエティに飛んだアルバムになっています。
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