Time Waits For No One / Mavis Staples (’89)

ジル・ジョーンズ / タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン

アルバム情報

Released:1989/5/24 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.

Track List

  1. Interesting (4:28) P
  2. 20th Century Express (3:55)
  3. Come Home (5:29) P
  4. Jaguar (5:29) P
  5. Train (4:27) P
  6. The Old Songs (5:01)
  7. I Guess I’m Crazy (4:10) P
  8. Time Waits For No One (6:12) P

Personnel

Produce, Arranged

  • Prince
  • Mavis Staples (co-producer)
  • Al Bell, Homer Banks, Lester Snell (2,6)

Written

  • Prince (1, 3-5, 7)
  • Prince, Mavis Staples (8)
  • Al Bell, Homer Banks, Lester Snell (2, 6)

Additional Musician

  • Prince (all instruments) (vocals) (1, 3, 4, 5, 8)
  • Levi Seacer, Jr. (bass) (1) (keybords) (2,6)
  • Dr. Fink (keyboards) (1)
  • Miko Weaver (guitar) (1)
  • Eric Leeds (saxophone) (1, 3, 5)
  • Atlanta Bliss (trumpet) (1, 3, 5)
  • Boni Boyer (keyboards, vocals) (1, 8)
  • Lester Snell (clavinet, keyboards) (1, 5)
  • Homer Banks (vocals) (1, 3, 5)
  • William Brown (vocals) (1, 3, 5)
  • Ray Griffin (fender bass) (2)
  • William Brower (backing vocal) (2)
  • Michael Toles (guitar) (6)
  • Lawrence Harper (drums) (6)
  • Sheila E. (drums, percussion, vocals) (8)

アルバム・レビュー

ステイプルズ・シンガーのファンであったプリンスが彼女を会いペイズリー・パークと契約を結んだアルバムです。
レコーディング自体は’88年から行われていたのですが、プリンスは当時「Lovesexy」を制作し、その後のツアーに取り組む為に彼女のレコーディングを一時中断し、落ち着いた頃に再開するという熱の入れ様でプロデュースを行った作品です。

流石ファンだっただけあって全8曲中メイヴィスとの共作のタイトル・トラックを含む6曲を書き、プロデュースを行い、残りの2曲に関してはステイプルズの頃から付き合いがあるレスター・スネル他が担当し、プリンスはエグゼクティヴ・プロデューサーというポジションを担う程の熱の入れ様。
全体的な印象は、どれも当時のプリンス色が強いファンク/ソウル色の楽曲が多く、そのサウンドにメイヴィスのパワーのある独特なヴォーカルが乗って、非常に完成度の高い作品になっています。

プリンスがドラムを担当しミコのギターのピッキングにエリックやアトランタらのホーン・セクションが軽快なFUNKチューンの“Interesting”からスタートし、プリンスの独特のギター・サウンド(他全楽器を担当)とメイヴィスの力強くディープな歌声が魅力的な“Jaguar”、単調なリズムながらメイヴィスの圧倒的な力でグイグイ歌いこむ“Train”等どれも彼女の魅力とプリンスの相性の良さが判る楽曲が多いです。
また、前述のレスター・スネル、アル・ベル&ホーム・バンクスら3人が手掛けた2曲はどちらもプリンス・サウンドとは違うものの、彼女と付き合いの長さからかリラックスした雰囲気を感じられます。特に“The Old Songs”ではベン・E・キングが歌った事で有名な“Stand By Me”を途中に挿入した楽曲では、その感じが特に見られます。
彼女の魅力は圧倒的な声量と歌唱力ですが、アップ・テンポの彼女のヴォーカルもさることながら、ラストのバラード・ナンバー“I Guess I’m Crazy”と感動的なエンディング・ソングの“Time Waits or No One”で聴かせるしっとりとした中に説得力のある2曲は秀逸です。

Music Video