マッドハウス / 16
Released:1987/11/18 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
Track List
- Nine (2:06) P
- Ten (5:04) P
- Eleven (6:14) P
- Twelve (5:14) P
- Thirteen (4:46) P
- Fourteen (5:12) P
- Fifteen (3:49) P
- Sixteen (4:17) P
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Prince (credited Madhouse)
Written
- Prince (credited Madhouse) (1,4,5,6)
- Prince, Eric Leeds, Levi Seacer, Jr., Sheila E. (credited Madhouse) (2,3,7)
- Prince, Eric Leeds (credited Madhouse) (8)
Member
- Prince (all other instruments)
- Eric Leeds (saxophone, flute, keyboards)
- Levi Seacer, Jr. (bass) (2,3,7)
- John Lewis (drums)
- Dr. Fink (keyboards) (8)
- Sheila E. (drums) (2,3,7)
アルバム・レビュー
「8」から僅か10ヶ月後にリリースされたマッドハウスの2ndアルバム。
リーヴァイ・シーサーとシーラ・Eが共作として3曲クレジットされていますが、基本的にプリンスが全曲作曲。8曲中4曲はプリンスとエリック・リーズの2人で演奏、共作にクレジットされたリーヴァイとシーラが3曲、Dr.フィンクが1曲に参加。ドラムのジョン・ルイスは架空の人物で、アルバムにはプリンスとシーラの名前はクレジットされていません。
本作も前作と同じく楽曲は全て番号で表記。
名曲"Chopsticks"と"The Sound Of Music"を内包した"Nine"、解散後もエリックが好んで演奏しているシングル曲の”Ten”、映画『ゴッド・ファーザー』でサルヴァトーレ・コルシット演じる"アメリゴ・ボナセーラ"のセリフを使った"Eleven"とジェームズ・カーン演じる"サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ"のセリフを使った2ndシングルの"Thirteen"、そしてラストにはジョン・マーリー演じるジャック・ウォルツのセリフを使った"Sixteen"と、今回も古きアメリカのジャズとファンクを融合したサウンドに仕上がっています。
この年の12月31日にペイズリー・パークで行われたホームレス救済のチャリティ・ライブでプリンスはスペシャル・ゲストとしてマイルス・デイヴィスをステージに上げ共演しました。
(この時のパフォーマンスは「Sign O' The Times Super Deluxe Edition」に収録)
参考Sign O' The Times Super Deluxe Edition / サイン・オブ・ザ・タイムス スーパー・デラックス・エディション ('20)
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マイルスとの共演アルバムは実現せず、マッドハウスも3作目「24」もリリースされないまま解散してしまいましたが、この体験は後に「Xpectation」や「NEWS」に昇華されました。