Golden Child / Judith Hill (’18)

ジュディス・ヒル / ゴールデン・チャイルド

アルバム情報

Released:2018/11/13 | Label: Gloryhill Music

 

Track List

  1. Golden Child (4:23)
  2. Hey Stranger (4:31)
  3. You Can’t Blame Me (3:39)
  4. The Pepper Club (3:57)
  5. Irreplaceable Love (5:14)
  6. Chasing Rainbows (3:37)
  7. I Can Only Love You by Fire (4:31)
  8. Gypsy Lover (3:51)
  9. Queen of the Hill (3:35)
  10. The Golden Circle (0:58)
  11. We Are One (5:56)

Personnel

Produce, Arranged

  • Judith Hill

Written

  • Judith Hill

Musician

  • Judith Hill (Piano, Guitar, Voice)
  • Robert Lee Hill (Bass)
  • Michael White (Drums)
  • Tony Maiden (Guitar)
  • Michiko Hill (Organ)

アルバム・レビュー

’17年7月に行われた来日公演でも素晴らしい歌声を聴かせたジュディス・ヒル待望のセカンド・アルバム。リリース時期は18年11月ですが、来日時のインタビューではレコーディングは2016年の1月と2月の2ヶ月で仕上たと答えていました。
時期的な事を考えればプリンスが関与している可能性も考えられますが、プリンスの『The Beautiful Ones』のイントロダクションに…

“It’s funky, right? That’s from Judith Hill’s new album. It’s the first time I’m
hearing it.”

と、16年4月の段階でプリンスは彼女のアルバムを初めて聴いたと語っている事から極めて関与は低いと思われます。
とは言え、”アルバムとして聴いたのは初めてだけど、楽曲に全く関与していない”とは語ってない以上なんとも言えませんし、ここまで伸びた理由ももしかすると再録した可能性もありますが、詮索する事は二人の為にならないと思いここまでで。

彼女にとって待望の2作目は自主レーベルからリリースで、プロデュースも彼女一人によるもの。
演奏はルーファス(Rufus)などで演奏し、モニカのアルバム等でソングライトも務めた父親のロバート“ピーウィー”ヒル(b)、そして東京出身で日本人の母親ミチコ・ヒル(org)と両親が参加。この他、マーカス・ミラーやルーサー・ヴァンドロス等と仕事をしているマイケル・ホワイト(dr)、そしてルーファスのメンバーだったトニー・メイデン(g)とシンプルな構成です。この少数編成も短いレコーディングを可能なものにしたんでしょう。

アルバムに先駆けて’18年5月にリリースされた”The Pepper Club”は自身も経験している人種問題に対する前向きなメッセージとファンキーなサウンドが印象的な1曲。歌詞を反映したMVでは東洋人の男性はカリフォルニア在住で日系アメリカ人のレックス・イシモト氏を起用。彼はWOWOWでも放送された『アメリカン・ダンス・バトル』第14シーズンの優勝者で、一緒に踊ってる女性はこの番組で付き合い始めたミネソタ出身のテイラー。日系そしてミネアポリス出身という2つの言葉がジュディスと引き合わせたのかもですね。

9月にリリースされた”Queen of the Hill”はストリングスとバリのガムランを使った独特のサウンドが印象的ですが、どこかプリンス風でもある1曲。MVではバリの舞踊家とコラボしています。

前2曲も含め今回のテーマは”unity (統一)”と語ってる通り、世界が置かれてる様々な状況を幼い子供に向けたタイトル・トラックの“Golden Child"からラストの“We Are One”まで、彼女の意志が随所に反映されています。

残念なのはアルバム・リリースまでに単発でリリースされたOn The RocksFootstepsがアルバム完成後に制作されたのか未収録な点。
両方共良い曲なので機会があれば是非聴いてください。

CDの購入について

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2019-01-01