May 19 1992 / Ingrid Chavez (’91)
イングリッド・シャヴェイズ / イングリッド・シャヴェイズ
アルバム情報
Released:1991/9/24 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.
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アルバム・レビュー
本作は映画『Graffiti Bridge』の撮影中位から制作に入り、翌91年にリリースされたデビュー・アルバムです。
クレジット上はペイズリー・パーク名義になっていますが実際にはプロデュースや楽器の演奏等で全体の半分に参加しています。プロデューサーに名を連ねるマイケル・コッペルマンは「Graffiti Bridge」頃からミキシングを担当していたエンジニアです。
アンビエント系のサウンドに「Lovesexy」でも囁いてた“Clap Your Hands, stomp your feet"のフレーズを使用した“Heaven Must Be Near"、90年代のプリンスが好んだソリッドなリズムに乗せて呟く“Elephant Box"、前曲よりもスピード感がアップした“Slappy Dappy"、詩人らしく会話する様に語るインタールード的な“Jadestone"と最後を締めくくる“Whispering Dandelions"の5曲がペイズリー・パーク名義です。
これとは別に“Sad Puppet Dance"をリーヴァイが単独プロデュースで担当しています。
全体的な印象はプリンス”らしさ”とは掛け離れており、無機質な打ち込み系サウンドと歌というよりは詩を語るスポークン・ワードのヴォーカルで構成されています。
敢えてスポークン・ワードにしたのは、プリンスが余程彼女の話し方が好きだったのもあるんでしょうが、彼女自身もプロデュ-スに参加している事から、こういう歌い方が好きな様です。
2ndシングルの“Hippy Blood"は、マイケル・コッペルマンとイングリッドによるもので、リミックスは"Paisley Park"とクレジットされてるのみなのでプリンスが直接行ったか不明ですが、日本では’92年のPARCO春のキャンペーンで使用され話題になりました。
個人的にはアンビエント系も好きだし、プリンスがこれだけ寄せたサウンドを作るのも珍しいので好きな1枚です。
Music Video
公式ショップではLong Boxを販売
↓の公式サイトでは$50と少々高値ですが「May 19, 1992」のオリジナル・ロングボックスのCDが販売されています。
2018-05-28
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