アルバム情報
Released:2002/12/17, 2002/11/24 (for NPGMC members) / 2020/5/29(Sony) | Label: NPG Records
One Nite Alone... Live! [download]
Track List
Disc 1
- Rainbow Children (11:45)
- Muse 2 The Pharaoh (4:49)
- Xenophobia (12:39)
- Extraordinary (5:01)
- Mellow (4:30)
- 1+1+1 Is 3 (6:05)
- The Other Side Of The Pillow (4:47)
- Strange Relationship (4:12)
- When You Were Mine (3:47)
- Avalanche (6:04)
Disc 2
- Family Name (7:16)
- Take Me With U (2:53)
- Raspberry Beret (3:26)
- The Everlasting Now (7:40)
- One Nite Alone... (1:12)
- Adore (5:32)
- I Wanna B Ur Lover (1:21)
- Do Me, Baby (1:56)
- Condition Of The Heart (Interlude) (0:39)
- Diamonds & Pearls (0:40)
- The Beautiful Ones (2:10)
- Nothing Compares 2 U (3:47)
- Free (1:06)
- Starfish & Coffee (1:07)
- Sometimes It Snows In April (2:40)
- How Come U Don't Call Me Anymore (5:06)
- Anna Stesia (13:12)
Personnel
Produce, Arranged, Composed
- Prince
Written
- Prince
Musician
- John Blackwell (drums)
- Rhonda Smith (bass)
- Renato Neto (keyboards)
- Maceo Parker (saxophone)
- Candy Dulfer (saxophone)
- Najee (saxophone)
- Greg Boyer (trombone)
アルバム・レビュー
'01年11月、プリンス名義としては約10年振りのアルバム「The Rainbow Children」をリリース(日本盤は'02/2/6)。翌年には公式サイトnpg music club会員限定にピアノ・アルバム「One Nite Alone...」を配布する等、メジャー・レーベルの時の様な規制を受けないネットの世界で音楽活動を展開、'02年3月からアメリカとカナダツアーを敢行、10月からは舞台をヨーロッパに移し、日本でも「Gold Experienceツアー」以来の来日公演が開催されました。
本作はUSツアーを中心に収録された2枚組に公演後に行われたアフター・ショウの音源1枚をプラスしたプリンスにとって初のライブ・アルバムで、メンバーを一新し再び"NPG (New Power Generation)"がバンドの一翼を担う事となります。
ツアー・タイトルは〈One Nite Alone...〉」ですが、前半は「The Rainbow Children」を中心に構成、後半はピアノの弾き語りで「One Nite Alone...」と過去の名曲を演奏するといった構成になっています。
来日公演でもオープニングを飾ったジョンのドラムから始まり"Rainbow Children"、そして"Muse 2 The Pharaoh"へと流れていく所は何度聴いても鳥肌が立ちます。バンド・メンバーを紹介しながら演奏する"Xenophobia"はnpgmcでのみ聴かれた未発表インスト・ナンバーでメンバーそれぞれの持ち味が出てFunkyな一曲です。
続く"Extraordinary"や"Mellow"でクール・ダウンした後、来日公演でも演奏を途中で止めた演出でファンの心を捉えた"1+1+1 Is 3"の後は"Strange Relationship"~"When U Were Mine"と名曲を挟み、ラストには"Avalanche"でDisc 1をしっとりと締めくくってます。
Disc 2は、前列のファンにFamily Nameを与えるという心憎い演出を交えた"Family Name"からスタート。今風にアレンジされた名曲"Take Me With You"、"Raspberry Beret"でヴォルテージを上げ、本ライブの山場と言える"The Everlasting Now"へと一気になだれ込む様は感動します。
放心状態にした後は日本では演奏されなかったピアノの弾き語りによる"One Nite Alone..."から始まり"Adore"、"Do Me, Baby"、"The Beautiful Ones"、"Free"、"Starfish & Coffee"・・・怒涛のピアノ・メドレーはファン感涙の流れだと思います。そしてラストには福岡公演でもラストを飾った"Anna Stesia"で静かに終わります。
音源がUSツアー中心なので来日公演で好評だった"Pop Life"や"Purple Rain"、"Last December"、またサンタナ・メドレーやGCSの"Hair"といったカヴァー曲等は未収録なので日本のファンとしては少々物足りなさも感じますが、通して聴けばそういう事を些細に感じさせる内容のライブ盤と言えます。
収録場所はそれぞれ別もの
パッと見(聴)判りませんが、本作は複数箇所のライブ音源をまとめたものです。(最初はDC~って言いながら途中ではLAになるから判るけどw)
”ライブ”とは言え、納得がいかない演奏は外すのはプリンスらしいこだわりですね。
収録音源は以下の通りです。(全て2002年収録)
- 3/11 インディアナポリス "Murat Theatre" (1-2, 1-5, 1-7, 1-8)
- 3/31 ワシントンDC "Warner Theatre" (1-1)
- 4/06 レイクランド "The Lakeland Center (Youkey Theatre) (1-6)
- 4/14 ヒューストン "Verizon Wireless Theater" (2-6, 2-8, 2-9)
- 4/19 ハリウッド "Kodak Theatre" (2-17)
- 4/20 ハリウッド "Kodak Theatre" (1-9)
- 4/24 オークランド "Paramount Theatre" (2-2)
- 4/29 シアトル "Paramount Theatre" (2-5, 2-13, 2-4, 2-15)
- 4/30 ポートランド "Arlene Schnitzer Concert Hall" (1-3,1-4, 1-10, 2-1, 2-3, 2-4, 2-7, 2-10, 2-11, 2-12, 2-16)
The WNPG
ブックレットには架空のラジオ局〈The WNPG〉が放送する楽曲リスト「The WNPG Origin Playlist (xcerpt) real music by real musicians」が掲載。
リストにはプリンスのお気に入り(影響を受けた)55曲を掲載されていました。
曲名など一部簡略化されているので曲名は印刷時のものを掲載し、右に補足を加えています。
発売当時は3枚組
発売当時は本作と「One Nite Alone… The Aftershow: It Ain’t Over!」の3枚組+ブックレット付きで販売。2018年8月にダウンロード盤がリリースされた際はそれぞれ単発でリリースされました。
2020年5月SONYから同作を含めたBOXがリイシュー
2020年4月17日(5月29日に延期)にSONYから上記アフターショウに加え「One Nite Alone...」とラスベガスのライブDVD「Live At The Aladdin Las Vegas」をまとめた「Up All Nite With Prince: The One Nite Alone Collection」がリリース。
アナログ盤は2020年8月5日にリリース
新型コロナウイルスの影響でアナログ盤は8月5日にリリースされます。