アルバム情報
Released:2016/11/22 | Label: NPG Records, Warner Bros.
Track List
Disc 1
- 1999 (edit) (3:38)
- Little Red Corvette (edit) (3:08) *
- When Doves Cry (edit) (3:48)
- Let's Go Crazy (edit) (3:50) *
- Raspberry Beret (3:35)
- I Wanna Be Your Lover (edit) (3:00)
- Soft and Wet (edit) (3:05)
- Why You Wanna Treat Me So Bad? (edit) (3:50)
- Uptown (edit) (4:11)
- When You Were Mine (edit) (3:45)
- Head (4:45)
- Gotta Stop (Messin' About) (edit) (2:57)
- Controversy (edit) (3:37)
- Let's Work (edit) (3:02) *
- Delirious (edit) (2:40)
- I Would Die 4 U (edit) (2:58)
- Take Me With U (edit) (3:44) *
- Paisley Park (4:44)
- Pop Life (edit) (3:45)
- Purple Rain (edit) (8:40)
Disc 2
- Kiss (3:46)
- Sign 'O' the Times (edit) (3:43)
- Alphabet St. (edit) (2:25) *
- Batdance (edit) (4:07)
- Thieves in the Temple (3:20)
- Cream (edit) (4:13)
- Mountains (3:57)
- Girls & Boys (edit) (3:27) *
- If I Was Your Girlfriend (edit) (3:46)
- U Got the Look (3:47)
- I Could Never Take the Place of Your Man (edit) (3:41)
- Glam Slam (edit) (3:30) *
- Moonbeam Levels (4:06) (未発表曲)
- Diamonds and Pearls (edit) (4:20)
- Gett Off (UK Single) (4:00)
- Sexy M.F. (5:26)
- My Name Is Prince (Single Version) (4:04)
- 7 (Album edit) (4:23)
- Peach (3:48)
- Nothing Compares 2 U (Edit) (4:19)
*初CD化バージョン
Personnel
オリジナルのアルバムに記載
アルバム・レビュー
2016年4月21日、プリンスがこの世を去って以降、様々の音楽賞を始め2016年10月6日プリンスの自宅兼スタジオのペイズリー・パークのミュージアム化、10月13日には地元ミネアポリスのエクセル・エナジー・センターでトリビュート・ライブを開催と追悼ムード一色となりました。
プリンスが旅立ってから半年後の10月21日、突如ワーナーから追悼盤と言うべきベスト盤「4Ever」のリリースが発表されました。
収録曲は「The Hits」と同じワーナー期のデビュー作「For You」から'92年の「Love Symbol」までと代わり映えしません。
一部"Gotta Stop (Messin' About)"やベスト盤の度に不満が出ていた"Batdance"といった人気曲が収録されている代わりに、"I Feel For You"や"Adore"といったメジャーな曲が未収録という痛し痒しの選曲になっています。
他にもシングルがリリースされてるにも関わらず漏れてる曲が沢山あるので”シングル・ベスト盤”とも言いづらい構成です。
注目は'82年7月に収録された未発表曲”Moonbeam Levels”で、音源が流出しブートでは割とお馴染みの1曲。
近年では'13年8月に3RDEYEGIRLと行ったデンマークでの会場で演奏している事からプリンスお気に入りの1曲だっただけに公式からリリースされたのは嬉しいサプライズです。
また収録曲のうち7曲はシングル盤に収録されてたエディット・テイクなど初CD化バージョンというのも嬉しい収録です。
ブックレットにはハーブ・リッツが撮影した90年代のプリンスの未発表写真も収められています。
追悼ベスト盤にも関わらず、ワーナーから離れた残りの20年以上&20作以上のオリジナル・アルバムから1曲も収録されないという中途半端な選曲は、現時点でもまだ楽曲の使用権に関してクリアーになっていないけど何とかして波に乗る為に考えられた"苦肉の策"だと思われますが、プリンスを報じる際、未だ”80年代に活躍した・・・”みたいな表現になってしまうのもこういった状況が少なからず影響していると思っています。
プリンスを"永遠(4ever)"の存在にするのであれば、ペイズリー・パーク主導で頑張って欲しいものです。