muneさん --2001/08/12
プリンスは天才と言われてますが、このアルバムはけっこう凡人って感じがしてます。すごく狙いが絞られているし、こうゆう感じの曲を作ってやるって言う意図がよく見える作品だなと思うから。彼にとっては世間の言う彼の名盤よりもなんだか生みの苦労みたいなのがあったのでは?と感じます。技術的というより精神的な部分で。
本当はあからさまにこのアルバムのようなスタイルでいけばもっと理解されるのにぃーみたいな。だけど僕にはもっといろんな要素があってそれをないがしろに出来ないーみたいな苦悩が。そうゆう部分の彼が僕は好き。天才よりも…
PRINCE CONTROLさん --2001/08/21
確か13~14年前、1987年から1988年の頃のことです。恐らくここにカキコされる方の中には僕と同じ経験をした方がたくさんいると思います。
ブラックアルバムのブートレッグの最も良い音の物を探すという経験そしてお金を湯水の如く使ってしまったという経験。
(いないかな?(^^ゞ)
どの雑誌だか忘れてしまいましたが、ブラックアルバムの発売告知が出ていた頃、つまり1987年の冬、すなわち「プレイス オブ ユア マン」がチャートを上がっていた頃だったと思います、その頃にブラックアルバムについての詳しい曲解説の記事を読んだのです。
うーん、その記事のコピー・・・どこかにあるはずなのですが、記憶を頼りに書くと、確か「ボブ・ジョージ」についてとても興味が惹かれることが書いてあったと思います。{~モジュレーターで最低レベルまで声を低くしたプリンスがひたすら4 letter wordsをがなりたてるというラップミュージックの革命作~ とかそんなようなことが書かれていたように記憶してますが・・・間違っていたらごめんなさい)
そして一曲目の曲名が「ル・グランド」でこれはヘヴィーファンクであるとも書かれていました。(のちにル・グラインドということが判明。でもそれにはグランドって書いてあったんですね) これはきっと壮大な曲だ!と想像せずにはいられませんでした。(そしてその期待は裏切られませんでした!かっこいい曲ですよね)
また最終曲は「ロックハード・イン・ア・ファンキー・プレイス」というその当時のプリンスが置かれていた立場を明快に描いた曲であるともありましたね。
また「デッド・オン・イット」とか「スーパーファンキーカリフラジセクシー」とか曲名を見ただけでもうよだれが出ていました。
これは是が非でも聞くしかない!
ちょうどその頃(高校一年の頃)にロッキングオンを読み始めていて、お店の広告に「ブラックアルバム」の文字があったのです。
即電話しました・・・が売り切れ。うーんこれは現地調達しかないなということで西新宿へ・・・。
しかしおおげさではなくこのアルバム、ブートレッグが出たばかりの頃は本当に品薄状態でしたね。結局お目当ての3800円のLPは買えず、500円でその店で録ったというカセットをしぶしぶ買って帰りました。
「うーん、音悪いなあ・・・」
ブートレッグ童貞だった僕はブラックアルバムが初体験だったわけですが、ここまで音悪いとは正直思っていませんでした。
当時の雑誌に書いてあったことなのですが、「ブラックアルバム」はプリンスの注文で、ジャケットはもちろん黒一色、そしてレコード盤にはピンク色の数字で表と裏にそれぞれ1と2(AとBだったかな?)を入れるだけで、アーティスト名の表記はもちろん曲名の表記は無しにするということでした。そしてその注文のピンク色の数字をレコード盤にプリントするのにワーナーのプレス工場の人たちは、とても苦労したそうで、レコード盤に溶け込まないような特殊なインキまで作ってプレスしたそうです。
閑話休題
そうしてその年の暮れから次の年の初めまで、ブラックアルバム探索をしました。
ブラックアルバムのオリジナルに忠実なデザインをしたジャケットのもの(黒いジャケットにオレンジ色のシール←曲名が記されている が貼られただけのもの)を買う前には"U Got The Look"のシングルのジャケ写真を流用したジャケットのブラックアルバムも買いました。(これは音も最悪で回転数も速すぎ!!)
そして3800円のLPを買えたと思ったら今度はCDで発売(ブートですよ!)確か値段はそんなに変わらなかったかな? それはブラックアルバム全8曲のあとにALL MY DREAMS と OLD FRIENDS 4 SALEを収録していたのでお買い得でしたね。
ざっと計4つのアイテム(少ないかな?)を買った所で「ラブセクシー」が発売されたので、興味はそっちへ、あの情熱はどこへ?という感じでブラックアルバム探求は終了したわけです。
でも1994年にまさか正式に発売になるとは・・・ちょっとショックでしたが、まあ綺麗な音で聞ける幸せに比べたらそんなのはまあ・・・いや正直納得するまで時間かかりました。
中古屋さんではもう300円クラスになっているのが信じられないのですが、このアルバムは本当にクオリティ高いし、未だに古さを感じません。
そして当時「ファンクバイブル」という仮題がついていたのも納得できるほどヘヴィファンクしてますね。
そして現在、オフィシャル盤も結局3枚所有してしまった懲りない自分でした。
長々と書いてしまってごめんなさい。読んでくれた方ありがとう。
五右衛門さん --2002/01/27
JAMな曲調がかなりGOODだと思いますー
やはりこういうJAMなのは殿下の得意技でないかと・・
黒一色のジャケットからもセンスがあふれ出てますねー
CDを再生中に曲名が見れないのが痛いですが・・
ああVanity6…さん --2002/11/07
音のいいブートを見るや買い漁っていた金のない高校時代、このアルバムにいくら金をはたいたことか。それがあっさり発売されたころにはプリンス熱はだいぶ下がってしまっていたうえに音のスバラシィブートCDを持ちつつそれでもやっぱり買ってしまったファンの性…。うまい商売やりまんな、殿下(ワーナーか?)。
これも迷いつつある時期のもどかしさの残る作品とはいえ、世間体気にしてなさそうなだけに個人的には好きな作品。頭の2曲はかなり好き。これとLovesexyと足して2で割ったほうがもっと強力かつわけのわからない作品になったような気がするのでそこが惜しい。聖と性、善と悪は切り離さずに混在させるほうがより普遍的かつ必然だと思うんだけどなあ。
それにしても発売のタイミングがずれっぱなしのアルバムだ。かなりいいのにもったいない。これが発売中止になったとき、なぜかBeatlesのLetItBeとAbbeyRoadの関係を思い出し、嫌な胸騒ぎを感じたことがあったっけ。前にWhiteAlbum的なSign出してるじゃん、なんて思っちゃって。ま、こんなのコジツケといわれればそれまでですが。
でも2NigsUnited4WestComptonはタイトルからして黒人層の評価を気にし始めたことがわかると思いません?NWAとか聴いてたのかな?
みのさん -- 投稿日不明
プリンスのアルバムで最も聞いたのがこれですね。
最高のFUNKアルバムです。こんなにすごいアルバムが廃盤なんてもったいない!!