ジョン・ブラックウェル・プロジェクト / フォーエヴァー・ジア
Released:2010/3/18 | Label: John Blackwell Project
Track List
- Hyper-Formants (4:35)
- Amazing (4:40)
- Jeremiah's Sleepy Night (6:54)
- No Ordinary Day (5:49)
- Blackhouse (4:13)
- Mind of J (5:57)
- You're the One (4:59)
- Sexual Harassment (5:30)
- Jada (5:10)
- Jaiven (6:51)
- You Asked For It (5:30)
Personnel
Produce
- Paul Quin and The John Blackwell Project
Co-Produce
- Charlie Singleton (2, 7)
- David Garfield (8)
- Matt Rhode (11)
Member
- John Blackwell (Drums)
- Paul Pesco (Guitar)
- Will Lee (Bass)
- Corey Bernhard (Keybords)
- Esperanza Spalding (Vocal) (4)
アルバム・レビュー
卓越したドラム・テクニックと人々を魅了するパフォーマンスは歴代ドラマーの中でも異彩を放つ存在でしたが、'04年に愛娘ジアちゃんがこの世から去ってしまいバンドを離れる事となります。
その後ニッカ・コスタやキャンディ・ダルファー等のアルバムやジャスティン・ティンバーレイクのライブなど参加していましたが、'10年に自身のプロジェクトとしてアルバムをリリースしました。
愛するジアちゃんの名前を付けた本作には、ベッド・ミドラー、ボブ・ジェームス、ディオンヌ・ワーウィック等数多くのアーティストのアルバムに参加した名ベーシストのウィル・リーを始め、マドンナやメアリー・J・ブライジ等のアルバムに参加しているポール・ペスコ、後にビラルのアルバム等に参加するコーリー・バーンハードといった才能豊かなアーティストが参加しています。
ジョンのドラムが炸裂するファンキーの"Hyper Formants"を皮切りに、ウィルのベースがぶんぶん唸るヴォーカル入りの"Amazing"、しっとりとしたスムース・ジャズ・テイストの"Jeremiah's Sleepy Night"、エスペランサ・スポルディングがヴォーカルで参加したジャジーな"No Ordinary Day”と前半からリズム溢れるサウンドのオンパレードです。
中盤以降ではメンバーそれぞれの持ち味が交互に表現された"Blackhouse"やジョンならではの変速リズムがカッコイイ"Mind Of J"、アーバンな香り漂う"Jada"、そしてラストは再びメンバーの個性がぶつかる疾走感溢れる"You Asked For It"とジョンのファンとしては復帰を喜ばずにはいられない1枚です。