アンディ・アロー / スーパーコンダクター
Released:2012/11/20 | Label: NPG Records, Allo Evolution Inc
Track List
- Superconductor (5:31) P
- People Pleaser (5:32) P
- Long Gone (3:42) P
- The Calm (5:29) P
- Yellow Gold (4:20) P
- Nothing More (5:51) P
- If I Was King (6:22) P
- Story Of You & I (3:25) P
- When Stars Collide (6:27) P
andyallo.comで購入出来るUSBには"Long Gone (Live) (3:56)"と"Story Of You & I (Live) (3:10)"の2曲がボーナス・トラックで追加収録。(現在は販売中止)
Personnel
Producer, Composer, Mixing, Mastering, Art direction, Album package design
- Andy Allo
Executive producer, Mixing
- Prince
Written
- Andy Allo (2, 5-9)
- Andy Allo & Prince (1, 3, 4)
Musician
- Andy Allo (vocals, guitar)
- Prince (horns arrangements, guitar)
- John Blackwell (drums)
- Michael B. (drums) (1)
- Ida Nielsen (bass) (2)
- Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (keyboards)
- Shelby J. (background vocals)
- Elisa Dease (background vocals)
- Liv Warfield (background vocals)
- Maceo Parker (sax) (2, 7)
- Trombone Shorty (trombone) (2, 7)
- Michael B. Nelson (trumpet) (2, 5, 7, 9) (horns arrangements)
- Kathy Jensen [a.k.a. Kathy J.] (baritone sax) (2, 5, 7, 9)
- Dave Jensen (trumpet) (2, 5, 7, 9)
- Steve Strand (trumpet) (2, 5, 7, 9)
- Kenni Holmen [a.k.a. Ken Holmen] (tenor sax) (2, 5, 7, 9)
アルバム・レビュー
カリフォルニア州サクラメント出身という女性シンガーでギタリストのアンディ・アローは'09年に「Unfresh」でデビュー。
プリンスとは2011年6月からNPGのアディショナル・メンバーという形で参加。
'12年3月、彼女のfacebookで”夏にプリンスを迎えて新作を発表”とアナウンス、9月にはハードカバー風のCDサンプル等を発表したもののスケジュールがズレ込み11月のリリースとなりました。
内容は当初アナウンスされていた通り、アンディ自身が6曲をソングライト、プリンスと3曲を共作、アンディのセルフ・プロデュースでプリンスは”エグゼクティヴ・プロデューサー”という立場で参加していますが、音を聴けばプリンスの関与の深さが判ります。
参加アーティストは、ジョン・ブラックウェル、イダ・ニールセン、モーリス・ヘイズ、マイケル・B、コーラスにシェルビー、エリサ、リヴの3人、ホーンにはメイシオ・パーカーとトローンボーン・ショーティ、その他ホーン隊も参加とプリンス・ファミリーが全面バックアップです。
キャッチーでバウンシーなサウンドとアンディのキュートなヴォーカルが魅力的なタイトル・トラック"Superconductor"、先行シングルでホーン隊の華やかさとグルーヴ感を身に纏った"People Pleaser"といった派手な曲で掴んだ後、プリンスが演奏するアコギをバックにカントリー・シンガーの様な語りかける様な歌声が魅力な"Long Gone"、春の日差しが優しく降り注ぐ様なサウンドと囁きかけるアンディの声が魅力的なラヴ・ソング"The Calm"、惚れた男の弱みを上手く表現した"Yellow Gold"、間奏のホーン隊のアドリブ感もカッコイイ"If I Was King"、ちょっと重めの歌詞ながら世界観に引き込まれる"Nothing More"や"Story Of You & I"等、彼女の陰と陽が描かれた作品で、そのビジュアルからもベティ・デイヴィスを彷彿させる作品です。
プリンスの全面プロデュースとしてはブリアの「Elixir」('09)以来という事で、それだけでもプリンスがアンディに掛ける思いが伝わってきます。
Music Video
レコーディングに参加したホーン隊と”People Pleaser”のMVは別で、こちらには"NPG Hornz"が出演しています。
- Marcus Anderson (saxophone)
- Keith Anderson (saxophone)
- Lynn Grissett (trumpet)
- Joey Rayfield (trombone)
- Adrian Crutchfield (saxophone)
- BK Jackson (saxophone)
- Sylvester Onyejiaka [a.k.a. Sly 5th Ave]
- Steve Reid (trumpet)
- Phillip Lassiter (trumpet)
- Nick Marchione (trumpet)
- Roy Agee (trombone)
2014年のインタビュー
プリンスはアンディにベティ・デイビスの姿を当てはめていたのかもしれません。
A peek into Prince’s mind – Chicago Tribune
www.chicagotribune.com