アルバム情報
Released:1997/2/14 (cassette) 1998/1/29 (inc. Crystal Ball) | Label: NPG Records

Track List
- The Plan (2:03)
 - Kamasutra (11:49)
 - At Last… "The Lost Is Found" (3:37)
 - The Ever Changing Light (2:59)
 - Cutz (3:03)
 - Serotonin (0:47)
 - Promise/Broken (3:46)
 - Barcelona (2:16)
 - Kamasutra/Overture #8 (3:11)
 - Coincidence Or Fate? (3:24)
 - Kamasutra/Eternal Embrace (4:02)
 
Personnel
Produce, Arranged, Composed
Written
Additional Musician
- Eric Leeds (saxophone, flute) (2,7,9)
 - Michael B. Nelson (trombone) (2,9)
 - Kathy J. (saxophone) (2,9)
 - Dave Jensen (trumpet) (2,9)
 - Brian Gallagher (tenor) (2,9)
 - Steve Strand (trumpet) (2,9)
 - Clare Fischer (orchestral arrangements) (2-11)
 - Brent Fischer (Transcription)
 
アルバム・レビュー
プリンスとエリック・リーズ&ホーン隊(NPG Hornz)に加えクレア・フィッシャー率いるオーケストラ・チームによるインストゥルメンタル・アルバムで、最初は'97年2月14日(バレンタイン・デー)にプリンスの公式サイト(1-800-NEW-FUNK)でリリース。翌年1月「Crystal Ball」が発売される際「The Truth」と一緒にボーナス・ディスク扱いで同梱(一般に流通されたCDは4枚組だったため未収録)されました。
恋人マイテ・ガルシアのバレエ用の組曲として’94年頃から制作開始され、'96年2月14日に行われた結婚式で使用されたと言われるもので、クレジットはThe NPG Orchestraによるクラシック調のインストゥルメンタル作品に仕上がっています。
当初この作品は11分の「Kamasutra」と「Overture1-10」で構成されていましたが、製品になった時点で曲順が大幅に変更されました。
8音で構成された旋律を約12分の中で様々に変化させ組曲の様な"Kamasutra"を筆頭に、シリアスなムード音楽風アンビエントになっています。正にハサミで切る音をベースにした"Cutz"など実験的なサウンドや、"Venus Du Milo"あたりに感じられる映画スコアの様な叙情的な所もあり、単なるインスト曲ではないのがプリンスらしいです。
 ものがものだけにいまひとつ話題にならないようですが、やはりプリンスならではの色気を感じる作品です。
プリンスの楽曲がデジタル配信される様になりましたが、同作はTIDALのみという利用出来ない国にとっては歯がゆい状況です。是非これも再販される事を願うばかりです。
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 Kamasutra by The NPG Orchestra on TIDAL
tidal.com
Kamasutra Official Page
本作がリリースされた頃、公式ページには専用サイトが作成(といってもトラック・リストを紹介する1画面だけですが...)。
 現在princeonlinemuseum.comで当時のページをそのまま再現されています。(現在は各年代の再現ページは閉鎖)
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 Kamasutra
princeonlinemuseum.com
もう1つのKamasutra
アルバムを通して聴くと急な展開に違和感を覚えますが、下記の順で聴くと繋ぎもスムーズに聴くことが出来ます。
- Kamasutra
 - The Ever Changing Light
 - The Plan
 - At Last... "The Lost Is Found"
 - Cutz
 - Kamasutra/Eternal Embrace (part 1) (~2:27)
 - Kamasutra/Overture #8
 - Serotonin
 - Promise/Broken
 - Barcelona
 - Coincidence Or Fate? (part 2) (2:40~)
 - Coincidence Or Fate? (part 1) (~2:39)
 - Kamasutra/Eternal Embrace (part 2) (2:28~)
 
”Kamasutra/Eternal Embrace”の様に1曲になっている分は難しいですが、公式の曲を上記の様に並び替えるとこちらが自然な感じに聴くことが出来ます。
Billboards
プリンスがバレエに興味を持ったのは'91年ジョフリー・バレエの公演に招待されてから。虜になったプリンスは、ジョフリー・バレエのために"Thunder"をアレンジした”Thunder Ballet”を提供。
 '93年、ジョフリー・バレエは4人の振付師による4部構成作「Billboards」を上演、翌年ビデオやLDで販売されました。
演目
I: Sometimes It Snows in April (choreographed : Laura Dean)
 Sometimes It Snows in April
 Trust / Baby I'm a Star
II: Thunder (choreographed : Charles Moulton)
 Thunder
 Purple Rain
III: Slide (choreographed : Margo Sappington)
 Computer Blue
 I Wanna Melt with U
 The Beautiful Ones
 Release It (The Time) / Computer Blue (Reprise)
IV: Willing & Able (choreographed : Peter Pucci)
 For You
 The Question of U
 It
 Willing and Able / Gett Off
BILLBOARDS - Joffrey Ballet Music by Prince from Jennifer Bell-Grey on Vimeo.