モノネオンが新作「Basquiat & Skittles Album」をリリースしました。
Basquiat & Skittles Album
Track List
- Life Is A Glittery Fu¢kery (02:09)
- The Dog Knew, Let Me Hear Mavis (Acid Trip Story) [feat. Maurice Brown] (02:18)
- Love Me As You Need [feat. retroPmaS] (02:57)
- It Was Never a Struggle, It Was a Delicacy (03:36)
- Jungle Juice & Laffy Taffy (Microtonal Instrumental) (01:17)
- I Got a Gold Chain with a Bad Name [feat. Steve Arrington] (05:16)
- When I Am Weak, I Am Strong (03:36)
- Basquiat & Skittles (02:55)
アルバム・タイトルの名付け親(?)はエディ・マーフィ
レディシーやMr.トーク・ボックスなどが参加した前作「Supermane」が2021年3月18日だったので僅か3ヶ月というショート・スパンでのリリースとなります。
”Basquiat & Skittles Album”の”Basquiat (バスキア)”はブルックリンで生まれた画家のジャン=ミシェル・バスキア、そして”Skittles (スキットルズ)”は↓のカラフルなお菓子のこと。
関係性の無い2つの名がタイトルとして付けられたのは、今年2月にThe New York Timesに掲載されたエディ・マーフィとアルセニオ・ホールのインタビューが関係しています。
https://www.nytimes.com/2021/02/24/movies/eddie-murphy-arsenio-hall-coming-2-america.html
www.nytimes.com
3月にAmazonプライムを介して公開されたエディ・マーフィ主演映画『星の王子 ニューヨークへ行く2 (Coming 2 America)』の直前インタビューでエディと助演のアルセニオ・ホールが撮影当時の話の中で”撮影の合間に何をしているのですか?”かという質問に、アルセニオはエディはトレーラーハウスでプリンスやモノネオンのビデオをずーっと観ていると証言。
(劇中では"Gett Off"をカヴァー)
”彼(モノネオン)を表現するのに最も適した言葉は何ですか?”という質問に対する二人の答えは...
HALL Something that makes Arsenio need his own trailer.
(アルセニオが自分のトレーラーを必要とするようなもの。)MURPHY MonoNeon is a musician who plays bass and he’s unbelievable. He’s Jimi Hendrix and Basquiat and Skittles, all combined. I could watch it for hours and hours and hours and hours. [Hall begins to grimace and Murphy does Hall’s voice] “You’re watching MonoNeon again?!”
(モノネオンはベースを弾くミュージシャンで、彼は信じられないほどの存在です。ジミ・ヘンドリックスとバスキアとスキットルを合わせたような人です。何時間も何時間も見ていられます。[ホールは不機嫌になり始め、マーフィーの声真似で] "またモノネオンを見ているのか?!"
...と話したのですが、この記事を読んだモノネオンはスグにツィート。
Dang... that’s cool as fyuck!!
🧡💩🥎🦄❤️Stanks ya Eddie and Arsenio!https://t.co/PoFDZgMFr7 pic.twitter.com/UuOxWs8pQ5
— Dywane Thomas Jr. (@MonoNeon) February 24, 2021
後日ジミー・キンメル・ショウでもこの話題を振られた二人は楽しそうに会話。(2:15辺りから)
モノネオンのBandcampのページにもエディの発言のリンクを貼ってる事からインスピレーションとなってアルバムを制作したと言えます。
ちなみにアルセニオ・ホールはモノネオンがプリンスから寵愛を受けていた凄腕ベーシストだった事は無論承知の上で、ニュースが大好きなアルセニオにとってモノネオンばっかり見せてくるエディをウンザリした感じ(実は本気?!)で話してます。
立ち位置で変化するサウンドが楽しめるアルバム
前置きが長くなりましたが新作は、これまでも参加したドラマーのサム”retroPmaS”ポーター(retroPmaS)の他に、RHファクターやアンダーソン・パークなどに参加したトランペットのモーリス “モベッタ” ブラウン(Maurice Brown)、サンダーキャットの「It Is What It Is」などにも参加したスレイヴのスティーヴ・アーリントン(Steve Arrington)などが参加。
モノネオン独特の時空が歪む様なサウンドの”Life Is A Glittery Fu¢kery”や”Jungle Juice & Laffy Taffy”や、"バスキアになったつもりでスキットルズを食べる"と戯けたヴォーカルも味のあるタイトル・トラックの"Basquiat & Skittles"といったソロに対し、サムが参加したスロウ・ジャムの”Love Me As You Need”やメロウな”When I Am Weak, I Am Strong”、スティーヴがヴォーカルで参加したアフロ・ファンクのエッセンスが感じられる"I Got a Gold Chain with a Bad Name"と、コラボ曲は両者の個性が上手くブレンドされるなど”立ち位置の違い”で軸足を変えるモノネオンの器用さが色々味わえるアルバムだと思います。
Music Video
モノネオンのYouTubeチャンネルで全曲聴くことが出来ます。(一部ライブ映像版あり)
Bandcamp
amazonやiTunesの他にBandcampでも購入可能です。