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Blog Column

羽生結弦選手キッカケでプリンスを聴く様になった人にベストを勧めるなら・・・

基本洋楽ネタしか書きませんが一応フィギュアは時期になると見る方で、女性だと伊藤みどりさんとか八木沼純子さん辺りが活躍してた頃からちょいちょい見てます(=´∇`=)

そんな私ですが、今年は見方が一気に変わります!!

今日からフィギュアスケートの"グランプリシリーズ"が開催。
第1戦の[アメリカ大会]は男子が宇野昌磨、村上大介、女子は浅田真央、村上佳菜子、三原舞依(敬称略)が出場。
29日から開催の第2戦[カナダ大会]は男子が羽生結弦、無良崇人、女子は宮原知子、本郷理華、永井優香(敬称略)が出場。

・・・ここ数年感じる事だけど、耳馴染みがある選手ばかりって現状はフイギュア界の選手層の厚さが判りますよね!(;゜д゜)

プリンス・ファンとしてはやはりSPに"Let's Go Crazy"を選んだ男子エースの羽生結弦選手。
過去にはアメリカのジェイソン・ブラウンとフランスのマエ=ベレニス・メイテが2013年のSPで"Question Of U"で滑ってたけど日本だと初ですよね!

ダイナミックな中に優雅な演技にあの早いピッチの楽曲が合うのかと期待と不安で見た10月1日のプログラム感動でした!

随所にプリンスのポーズを織り込み、滑りながらギターが見える様な演技・・・きっと全世界のプリンス・ファンは感動したと思います。

後半で少しミスがあり本人は納得してなかったけど、そこはきっとこの第2戦で調整してくれるんでしょうね('-')


・・・にしても選曲って誰が決めたんだろう!気になるな・・・
ポーズは羽生選手のセンスも加味するするハズだから本人もビデオ色々見たんだろうな~

羽生選手のファン”かれんさん”から教えて頂きました。(ありがとうございます!)

振付師J・バトル、羽生結弦の新SPを語る - 田村明子|WEBRONZA - 朝日新聞社

振付師のジェフリーバトルさんはカナダ人の元オリンピックメダリストで現在はプロスケーター、振り付け師として活躍中の方。
'12年のゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」、ショパン「バラード第1番」と信頼と実績があればこその挑戦ですね。

羽生くんから『何かこれまでのものとは違うものに挑戦してみたい』という声に応じた形で実現したそうです。

それとビックリしたのは衣装!
演技をはっきり魅せるなら↓の様に濃い紫でインナーフリフリ黒いパンツが良さげなのに、白い氷上に白い衣装とは!

 

ちなみに羽生選手が着ていたあの衣装、90年代に着用していた衣装にソックリです。

選曲もだけど、こういう衣装って誰が注文するのかな?

羽生選手なら敢えてベタな紫を避ける辺り相当のプリンス好きって事になるし、スタッフもしくはコーチにプリンス好きな人がいるのかな?

先日、プリンス・ファンの方から”羽生選手のファンの方がプリンスの事をブログで書いてますよ”って聞いて居ても立っても居られずコメントを書いた所、それをわざわざ記事にして下さいました!
かれんさん、ありがとうございます('∇')


プリンスファンよりメッセージ|翼を広げて 羽生結弦選手と共に

さて、今までフィギュアを見なかった人も”金メダリストがプリンスの楽曲で滑る”って事で注目してますが、逆に羽生選手のファンも”SPで滑るプリンスの曲ってどんなの?”と興味を持ってくださってると思います('-')

そんなプリンス初心者の方に取り敢えず"Let's Go Crazy"が収録されたPurple Rain起点で魅力をお伝えせねば・・・('∇')

"Let's Go Crazy"が収録されたアルバムPurple Rainは1984年にリリースされました。
このアルバムは同名タイトルで映画化されたもので、簡単に言ってしまえばサントラ盤です。

”あープリンス主演映画で自分が歌ってるのね”って事になるんでしょうけど、これは当時とんでもない出来事でした。

デビューから毎年アルバムをリリースしたとはいえ、まだ5年25才という若さの新人。

しかも前年にリリースしたアルバムに収録された"1999"のビデオ・クリップが、当時白人アーティストしか放映しなかった「MTV」で流された事でやっと全米での地位を確立したばっかり。


それ程、黒人に冷たい時代に主演を務めた映画なんです。

しかも主要メンバーはプリンスがプロデュースしてる演技もろくに出来ない歌手ばかり、加えて楽曲全てをプリンスとその歌手だけという、とても有り得ない状況下で制作された映画です。

よく映画のレビューなんかでは”全米で人気のプリンスさんによる半生を描いた映画”なんて書いてありますが、この状況を日本で置き換えるなら・・・

北海道の片田舎で生まれ育った25才の若者が、去年出したアルバム売れた位で調子に乗って、地元を舞台に仲良しのミュージシャンと一緒に映画を作った。

という感じに見られていたと思ってもらって大丈夫です!
実際はこれに人種の壁があったからもっと酷いでしょうね。(´・ω・`)

それ程冷遇された状況にも関わらず、映画は大ヒット!
アルバムは、全米R&Bチャートで19週連続1位、全米チャートでも12週連続1位の快挙を成し遂げます。

その上、アメリカだけでもグラミー賞、アメリカン・ミュージック・アワード、アメリカン・ビデオ・アワードと有名音楽賞を受賞。
それだけでなく、アカデミー賞のサントラ賞も受賞!

1枚のアルバムでアカデミー賞とグラミー賞を同時受賞なんて前代未聞の出来事でした。

これを予想していたのは”成功すると信じて制作したプリンス本人”だけだったと思います。

本当はPurple Rainを聴いて残りを全部・・・と言いたい所ですがオリジナル・アルバムだけで40枚近くあり、販売するレーベルを移転したりしてるんで廃盤になったりしてるんで現実的に無理な状態です(´・ω・`)

手っ取り早く聴くにはベスト盤なんですが、これも権利の関係でデビューから'92年までをまとめたものしかありません。
これはキャリア38年の中の前半14年分しかないんですが、聴くキッカケになれば嬉しいし、今聴いても遜色のなり楽曲ばかりだと思っています!

来月末(11月22日:[日本盤は25日])まで待てるのであれば、音もきっと綺麗になってるだろうし写真も綺麗な4everかな?

これには'89年にヒットした映画BATMANに収録された"Batdance"が入ってるので楽しいかも?!

でも、このベスト盤に収録されているのはシングル・エディットで羽生くんが滑ってるバージョンではありません。

羽生くんが使用している曲はPurple Rain収録のアルバム・バージョンです。

同バージョンが収録されているのでベストをご紹介。

まずは'93年にリリースしたThe Hits & B-Side Collectionです。
こちらは3枚組で当時のヒット曲+シングルB面曲なんかを収めたものです。

56曲入りで輸入盤が2,698円iTunesだと3.000円と内容にしては安いしファンとしては推薦の1枚。

だけど”取り敢えず羽生くんが滑るLet's Go Crazyが聴ければOKって”って事ならThe Very Best Of Princeにしましょう('-')

これなら輸入盤で1,295円iTunesでも1,000円とリーズナブルです。

"Let's Go Crazy"キッカケで是非プリンスの音楽の素晴らしさを感じてくれれば、プリンス・ファンは喜んで色々話すと思います('-')

ただ一つお願いがあるとすれば、この世を去ってから数多くの海賊盤(業者が勝手に作ったニセモノ)が普通にamazonで販売されています。

それと日本では正当な評価を受けてないアーティストの一人だと思っています。

彼の伝えたかった言葉、思い等が先日Words of Prince -プリンスの言葉-という書籍で発売されました。

インパクトのある表紙なんで書店でも見つけ易いと思います('∇')

見かけたら手に取って読んでもらえると彼の思いが伝わると思います。

【追記】
今季、カナダのペア、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアもプリンスの"KISS" / "5 Women" / "Purple Rain" の3曲をメドレーにして滑っています。

とても素晴らしい演技なので注目してください!

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